「食は人の天なり」 家族の健康の基本は食生活から

高田郁さんの「みをつくし料理帖」シリーズに「食は人の天なり」という言葉がでてきます。もとは吉田兼好の「徒然草」に書かれていたものだそうです。それほど昔から食の重要性が認識されていたことに驚きました。小説ではありますが、江戸の女料理人が「人の体を創るのは食べ物だけ」という信念のもと、自らの名を残すことを望まず、食べる人を思いやる料理道を貫く姿には頭が下がりました。
料理が苦手で、小説とは真逆のすさんだ食生活を送っていたため、なおさら身にしみます。一人暮らしをしていた頃は特に「おなかが満たされればなんでもいい」とお菓子で空腹を紛らわすことも珍しくありませんでした。若い頃は自覚なく無理もできたのですが、年齢を重ねた今になってそのツケが回ってきたようで、身体のあちこちが悲鳴をあげています。自分だけのことならまだしも、家族の食生活をおろそかにはできないなと恐ろしくなりました。
さいわい田舎は農家なので、米や野菜を手作りできる環境にあります。食の大切さを実感してから、無農薬で栽培した安全な食材で食事を作るよう心がけています。子供に与えるお菓子にしても、よく考えると何が入っているかわかりません。そこで卵、牛乳、小麦粉などシンプルな材料でクッキーなどを手作りするようになりました。今では甘さ控えめの手作りクッキーの美味しさに目覚め、週に一度は焼かないと足りなくなる人気ぶりです。
ただ、肝心の料理の腕前はさっぱり上達せず、相変わらず苦手で苦痛なのが悩みのたねです。安心安全な食材を使っているものの、栄養のバランスがとれているのかどうかも不安に感じています。そのため我が家では一日一回、必ず野菜ジュースと納豆を食べてもらうことに決定しました。栄養面はこれでバッチリ、あとは味ですが…心を込めて精進するしかありません。家族の健康を食の面からサポートするため、今後もがんばろうと思います。http://xn--ecka5cyhpdbj.com/